業務内容紹介
輸血部とは

輸血が必要な場合に、より安全な血液を速やかに供給することが任務です。

血液型と体の中に備わっている反応物質(抗体)の有無を測定することで、その名称と性質を決定する検査(不規則抗体検査)を実施しています。

また、その情報から患者様に合う血液を探して患者様の血液との反応を見る検査(交差適合試験)を実施して合格した血液を提供しています。

目で見る血液型検査

血液を高速で回転すると遠心力で赤血球が下に沈みます。それに特殊な薬を加えると写真の様に固まるものと固まらないものに分かれます。その固まる様子を観察して血液型を判定します。

特色
自己血輸血

通常輸血の場合は血液センター基準に合格した血液を輸血に用いますが、安全な輸血という意味で100%ではありません。そこで、手術まで3週間以上の時間的余裕があれば、最大1200mlまで自分の血液を貯蔵し、必要な時に自分の血液を手術用に使用することが出来ます。これを自己血輸血といいますが、当輸血部ではこの自己血輸血を推奨しています。

自己血を使ったのり

当輸血部では自己血の有効活用のため、赤血球・血漿(液体部分)・凝固成分と血液成分ごとに保存方法を変えています。特に凝固成分を分離して保存すると手術の際に接着剤のような感覚で使えます。

では実際にどのような流れになるのかみてみましょう?

採血は専用の部屋で行います。

基本的に献血と同じです。

1回の採血量は400mlです。手術時の血液補充に用います。1週間に1回の採血ができて自分の血液が利用できます。ここから、血液成分に分けていきます。

血液を赤血球と液体部分にわけて、液体部分から作製します。(写真中黄色い液体)これに特殊な操作を加えると。下写真のように「のり」を作ることが出来ます。

写真右が生体のりです。手術時に組織をくっつける時や動かないように固定する時などのために使用します。