特色
手術風景

尿路感染症、尿路結石症、前立腺肥大症、尿路性器悪性腫瘍などあらゆる疾患をスタッフが専門性に拘ることなく診察・治療しています。また腹腔鏡手術や高密度焦点式超音波前立腺治療(HIFU)などの新しい治療、低侵襲治療も積極的に取り入れています。

外来診療では超音波検査や内視鏡検査が即時施行できるよう整備し、造影検査や腫瘍マーカー検査を積極的に活用することで早期診断を目指しています。

泌尿器科の主な癌治療
腎癌

当院では4cm以下の早期癌は腎部分切除或いは腹腔鏡を用いた低侵襲手術を行っております。当院の腎癌手術の件数は年間10例ほどです。転移がある場合でも転移が一つであれば原発巣と転移巣を共に切除する場合があります。また新しい分子標的剤を用いた治療や栄養血管を塞栓して腫瘍を壊死させる治療(塞栓術)や、インターフェロンα、インターロイキン2といった薬剤を用いた免疫治療を行っています。

膀胱癌

膀胱癌は早期であれば内視鏡手術のみで完治できますが、組織の悪性度が高かったり、発見された時に進行していた場合膀胱全体を摘出する場合があります。当院では外来における内視鏡検査は全て軟性鏡を用いており、より疼痛の少ない検査を心がけております。最新型の細径内視鏡も使用しております。膀胱を摘出する手術を行う場合、前立腺や尿道に浸潤がなければ腹部に尿を出すストマを設けず、いままで通り尿道から排尿できる自然排尿型の人工膀胱造設術を行います。膀胱全摘を行った場合や、進行癌の場合には抗がん剤による化学療法を入院により行います。当院の膀胱癌内視鏡手術は年間約60例で膀胱全摘手術は5-7例です。

前立腺癌

前立腺に限局した早期癌の場合は、前立腺に対する局所治療が原則です。局所治療には手術(前立腺全摘術)、放射線治療(外照射、小線源治療)、超音波治療(HIFU)などがあります。当院では手術、外照射、超音波治療のうちから最も患者さんの状態と希望に適する治療を選択して行っています。当院の前立腺全摘手術は年間約20件で、超音波治療は年間4〜5件、放射線治療はIMRTの発展型であるVMATを用いて年間60件ほどそれぞれ行っています。

精巣癌

まず精巣摘出術を行います。組織型と画像診断による病期の進行度により、放射線治療、抗がん剤による化学療法を追加して行う場合があります。当院での治療数は年間3-5例ですが、末梢血幹細胞輸血療法を除く標準治療は全て行っています。

腎盂・尿管癌

基本は腫瘍がある側の腎・尿管そして膀胱への出口である尿管口周囲を合併切除する手術です。当院では従来の皮膚切開による手術を行っておりますが、体型や腫瘍の部位により腹腔鏡による腎摘出も行います。当院での治療数は年間8-10例です。手術後は場合により放射線治療や抗がん剤の化学療法を追加します。

主な対象疾患

尿路感染症、尿路結石症、前立腺肥大症、尿路性器悪性腫瘍など。