特色

当センターにおける形成外科は、昭和49年より整形外科外来のなかの特殊外来として、診療を開始いたしました。その後、近年の形成外科の需要増加を背景に、平成17年11月より、東京医科大学形成外科学講座より担当医が赴任し、形成外科が診療科として独立いたしました。平成18年より、皮膚科と合併し皮膚形成センターの名称となり、以前にも増して連携が密になったことから、共同で臨床診断、手術方法や病理組織の検討が可能となり、より幅広く患者様に安全で安定した医療を提供できるようになったと考えております。

平成20年4月から、日本形成外科学会より教育関連施設と認定されたことにより、人員も徐々に増加してきております。現在は、常勤医3名と非常勤医2名により日常診療にあたっております。

皮膚腫瘍や熱傷など皮膚疾患、顔面骨骨折や手の外傷、口蓋裂などの先天奇形に対する治療を主に行っておりますが、平成8年より開設された乳腺科と共同で一次、二次を問わず乳房再建術を積極的に行い、乳癌診療に大きく関与しております。また、整形外科、消化器外科、呼吸器外科などの外科系診療科はもとより、循環器内科、代謝内分泌内科などの内科系診療科とも連携をとり、虚血肢の切断や、術後に生じた創部感染の管理から悪性腫瘍の摘出後に生じた軟部組織欠損に対する再建などを幅広く行っております。

今後も、患者さまが幅広い治療方法から選択できるように心がけ、安全で安心して治療を受けられるように努力していきたいと考えております。

主な対象疾患

皮膚・皮下腫瘍、皮膚悪性腫瘍(基底細胞癌・有棘細胞癌・悪性黒色腫など)、眼瞼下垂、軟部組織の損傷や、顔面骨骨折、熱傷などの外傷、瘢痕や拘縮の修正、皮膚・体表面の先天異常、悪性腫瘍および摘出後の軟部組織再建(乳房再建を含む)など。

予定手術は原則手術室で行っておりますが、早期の処置が必要である疾患については、外来にて随時対応しております(陥入爪、巻き爪のフェノール法、鼻骨骨折整復、縫合処置など)。また、症状・病態によっては手術以外の方法を選択します(ケロイド・肥厚性瘢痕、陥入爪・巻き爪のワイヤー法、創傷被覆剤を用いた創傷の管理など)。