輸血について
輸血の方法には、献血によって準備された他人の血液を輸血する同種血輸血と自分の血液をあらかじめ採血して貯めておき、手術の際に戻し輸血する自己血輸血があります。
自己血輸血は、副作用がほとんどないのが利点ですが、貯める量に限界があり、全ての人が自己血輸血を受けられる訳では有りません。
高度の貧血で輸血を受ける場合などは、献血による他人の血液を使用します。
献血による他人の血液を輸血する場合、可能な限り検査を行い副作用の防止に努めていますが、ときに予期しない副作用を起こすことがあります。
この原因として、他人の血液自体に問題がある場合と、他人と自分の血液の相性が悪い場合などがあります。
輸血部では、相性の悪い血液を輸血しないよう細心の注意を払って輸血前検査を実施しております。
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血液型について
よく占いなどで話題になるABO血液型ですが、日本人の血液型の割合は以下のようになっています。
  • A型 約39%
  • B型 約22%
  • O型 約29%
  • AB型 約10%
これらのABO血液型は親からの遺伝によって決定されています。
ただ、なかには希な血液型もあり、一見親の血液型からはありえないような血液型を示す場合もあります。このような例では、精密検査を行うとその原因がわかります。
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A型の人にB型の血液を輸血するとどうしていけないのでしょうか?
A型の人の体内には、自然に備わったB型に対する抗体があります。
この抗体は、体内に入って来たB型血液の赤血球を壊してしまいます。
また、このように自分の体内が異常な状態になったことで様々な変化が生じ最悪の場合ショックといわれる症状(血圧の低下、尿がでなくなるなど)を呈し死に至ることもあります。
ABO血液型の違った血液を輸血してしまうことを異型輸血と呼びます。
この危険な異型輸血を未然に防ぐため、輸血部では、血液型の検査、輸血前の検査を厳重に行っています。
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