たかもり もとし

歯科口腔外科 科長代理
たかもり もとし

一般に口の中(口腔内)に発生するがんのことを総括していい、舌がん、歯肉がん、口腔底(舌の下の粘膜部)がん、頬粘膜がん、口蓋(口の天井)がんなど口腔内の発生する部位によって呼称がかわります。全身にできる全てのがんの2〜5%をしめるといわれています。

症 状

通常の「口内炎」ならば1週間程度で改善していきますが、治りにくい傷、粘膜のただれ、こすってもとれない白い斑点、周囲のしこりなどがあれば疑われる症状といえるでしょう。塩味や酸味など刺激物による痛みなども伴う場合があります。大きくなってきますと食事が食べづらくなったり、しゃべりにくくなったり、出血しやすくなったりします。またさらに進行しますと顎の下から首(頸部)のリンパ節に転移をしてしこりを触れるようになることもあります。

原 因

真の原因は未解明です。ですがいくつかの発症誘因、関連要因は研究されております。喫煙、アルコール、刺激物などの摂取、合わない入れ歯などによる慢性機械的刺激、口腔内の不衛生な状態、低栄養、ウィルスなどがあげられます。これらが単独ではなく複数重なると危険度が増します。

好発年齢、男女比

40代から60代にかけて好発症し、男女比は1.6:1程度で男性のほうが多いような傾向があります。

検 査

初診で訪れられた方で口腔がんの疑いがあれば細胞診と組織診を行います。細胞診は患部を綿棒でこすって細胞を採取し、組織診は患部に局所麻酔をして病変の一部を切り取ってともに顕微鏡でがん細胞の有無を検索します。結果は数日ほどかかります。その結果、がんと診断報告が得られれば画像検査(MR、CT、エコー、シンチグラムなど)を行って病変の拡がり具合を診査します。

治 療

主に手術による外科療法、抗がん剤による化学療法、放射線療法がおこなわれます。がんの大きさ、進行度、悪性度、患者の生活背景(年齢、希望など)により単独または複数の治療法が選択され施行されます。

予 後

大きさが小さいほど予後は良好で2センチ以下で転移のないものは5年生存率80〜90%、2センチを越え4センチ以下で転移のないものは70〜85%程度となっています。進行していけばさらに予後不良となります。口腔内はお腹など他の臓器と違って自分で鏡で見ることが可能でチェックすることができる部位です。早期に発見できれば前述のように予後は良好ですので2週間以上続く口腔内のただれや、急に大きくなってきたできものが生じた場合早めに専門機関の受診をおすすめします。一般に口の中(口腔内)に発生するがんのことを総括していい、舌がん、歯肉がん、口腔底(舌の下の粘膜部)がん、頬粘膜がん、口蓋(口の天井)がんなど口腔内の発生する部位によって呼称がかわります。全身にできる全てのがんの2〜5%をしめるといわれています。

舌がん

歯肉がん

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