特色

現在は皮膚科医4名(1名は兼任)により、地域の中核病院として外来入院患者の治療を行っています。当院は各診療科間の交流がスムーズであり、患者さんの病状を多様な視点から検討し治療を行なえる体制が整っていますので、より良い病診連携をめざして難治症例の紹介を積極的に受けています。

紹介患者は比較的重症の症例が多く治療に難渋していますが、乾癬、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、結節性痒疹、菌状息肉症(皮膚T細胞リンパ腫)、類乾癬などの疾患に対しては全身型narrow band UVB(Waldmann:UV7001B-TL01)照射装置による光線療法を併用し、より良い治療のための選択肢となっています。手・足部分用narrow band UVB(Waldmann:UV181BL-TL01)照射装置2台があるために掌蹠に対して一度に光線療法をすることが出来ます。また、308±2 nmのエキシマランプにより病変部だけに高輝度の光を短時間で照射が出来るVTRAC(ターゲット型UVB照射器)の導入により、上記の疾患で限局した病変やnarrow band UVB療法に反応が良くない病変、特に白斑患者に対して良い結果が得られています。扁平苔癬や円形脱毛症、強皮症などの限局性の病変に対しても効果が得られています。

血管病変や良性皮膚色素性疾患に対しては、レーザー治療装置により治療を行っています。色素レーザーであるVbeam PerfectaとQスイッチアレキサンドライトレーザーであるALEXLAZRにより対応しています。2012年度より尾見兼任教授が予約制で月に1回レーザー外来を担当することになりました。

形成外科と密接な協力体制にあるため、簡単な生検以外の手術例はほとんど形成外科に依頼しています。形成外科と共同で臨床診断、手術方法や病理組織の検討を行いつつ役割を分担し、より適切、効率的な診断、治療を行なうことを目指しています。

主な対象疾患

乾癬、白斑、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、薬疹、皮膚腫瘍、膠原病など。