たばこが関係する肺の病気って?
たばこが関係する肺の病気は、肺癌が有名ですが、肺気腫や慢性気管支炎といった慢性的な肺の病気(慢性閉塞性肺疾患)も重要です。たばこを吸う人ほど年齢とともに肺の働きが悪くなります。たばこは肺に炎症を起こすだけでなく、肺そのものを壊してしまいます。自分でわかる症状としては「息切れ」「咳」「痰」などです。「息切れ」を感じたら、年のせいだと決めずに早期に受診することをお勧めします。
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たばこをやめたいがやめられない・・・なぜ?
たばこを習慣的に吸っている人は「ニコチン依存症」いわゆるたばこ中毒に陥っています。禁煙すると体内からニコチンがだんだんに減っていき、離脱症状(禁断症状)が現れます。たとえば、たばこが吸いたくなったり、イライラしたり、集中力がなくなったりするために、ついに喫煙を再開してしまうのです。またこの喫煙という生活習慣を変えるのも大変なストレスです。そこで、最近、離脱症状を緩和して楽に禁煙ができるように補助する薬(ニコチンガム、ニコチンパッチ)が使用できるようになりました。やめたいがどうしてもやめられない方は、医師の禁煙指導を受けながら、禁煙に取り組まれることをお勧めします。
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母親が糖尿病なので、自分も糖尿病ではないかと心配です。簡単に確かめる方法はないでしょうか?
自分だけで簡単に確かめる方法はありません。糖尿病の診断のためには血糖(血液のなかの糖の濃度)の測定が必要です。 検査には、朝ごはん抜きで(口にしてよいのは水か、お茶だけ)病院に来てください。
糖尿病がある方、太っている方、高血圧のある方は糖尿病になる危険率の高い人です。定期的な糖尿病検診をおすすめします。
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糖尿病ではコレステロールを一般の人よりも厳しくコントロールしないといけないと聞きましたがどのくらいにすればよいのですか?
尿病はみなさんもご存じのように動脈硬化の危険因子の1つです。一般に糖尿病や他の危険因子のない場合には血清総コレステロールは220 mg/dl以下またはLDLコレステロール(悪玉コレステロール)140 mg/dl以下にするのが目標ですが、糖尿病などの動脈硬化の危険因子を持っている人は血清総コレステロールは200 mg/dl以下またはLDLコレステロール120 mg/dl以下にすることが勧められています。
厚生省や学会を中心に糖尿病の診療指針(ガイドライン)が作成中ですが、その中では糖尿病の人は狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患を既に持っていると考えて治療するべきとの考えから血清総コレステロールは180 mg/dl以下またはLDLコレステロール100 mg/dl以下にする方針となっています。
血清総コレステロールは180 mg/dl以下またはLDLコレステロール100 mg/dl以下を目標に治療を受けられると良いと思います。
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C型肝炎はどんな病気ですか?
輸血など血液を介してC型肝炎ウイルスに感染すると、ほとんどの方は慢性肝炎となりますが無症状で経過します。個人差はありますが、約20年経過すると肝硬変となり、さらに10年経過すると肝癌が出現します。治療としては、慢性肝炎ではインターフェロン(奏効率は40%程度)。肝硬変の方に対してはこまめに検査を行い、肝癌を早期に発見することを目標とします。治療として従来は腫瘍への血の流れをせき止める(兵糧攻め)TAEが多く行われていましてが、最近は経皮的エタノール注入やラジオ波焼灼術にて、簡単に内科的に治療をすることが可能です。
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ヘリコバクターピロリ菌についておしえてください
1983年に胃粘膜直上に付着して棲息するヘリコバクターピロリ(H. Pylori)が発見され、その後の研究により胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍との関連性が報告されています。特に胃潰瘍の約80%・十二指腸潰瘍の約100%にH. Pylori陽性といわれており、これらの根本的な治療として抗生物質による除菌療法が行われるようになりました。本邦でも平成12年11月1日よりH. Pylori感染検査・治療が保険適応となりました。
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最近、亡くなる人はほとんど癌です、以前は脳卒中が多かったような気がします。かかる人が減っているのですか?
現在、死因の第1位は癌、第2位が脳卒中です。以前は脳卒中はトップでした。ただし、これは死因から見た結果で、脳卒中にかかる人が減っているわけではありません。亡くなる人が減ったのは、栄養状態の改善や高血圧治療により、死因になる大きな脳出血が減っていること、急性期の救命治療が進歩しているからです。亡くなる人は減る一方で、高齢者人口の増加にしたがって発症する人はむしろ増えているともいわれています。結局、後遺症をもって生活している方が増えているということになります。従って、患者さんにとっても家族にとっても脳血管障害は大変な病気といえます。
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神経内科とはどうような診療科でしょうか?
心の動き、考え方、気分の病気を診るのが精神科です。精神科では物事の意味を誤って解釈して生じる妄想や、ありもしないものが見えたり聞こえりする幻覚など、動きやものとしてとらえられない精神面をあつかいます。神経内科は体の中に張り巡らされている神経系の障害でおこる病気を診断して治療します。例えば「足が悪い」と言う人の原因は様々です。脳の障害かもしれませんし、脊髄から出てくる末梢神経を椎間板が圧迫している可能性もあります。筋肉自体に病気があるのかも知れません。このように神経系のどこに変化があって症状が出ているのかを突きとめ、治療法を考えていくのが神経内科です。
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骨密度の検査は大変ですか。どういうことをするのでしょか?
当院ではDEXA法という方法で測定しています。この方法は痛みは全くなく、絶食の必要もありません。ですから、患者さんは来院されたらそのまま検査が受けられます。患者さんは台の上に横になって、5分程度じっとしていれば終わりです。X線装置なので被曝のことが気になると思いますが、胸部X線検査の100分の1程度ですから心配はいりません。
骨密度の低下の判定は20から40までの健康な人の骨密度を100%として、どのくらい減っているかで表します。この値が70%以下の場合、骨粗鬆症と診断されます。
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