助産師による外来について
助産師は、法律に基づいて正常な妊娠・分娩・産褥経過であれば、助産師の責任において診察・ケアが行えます。医療介入が必要となった場合は、すぐに医師と連携が取れる体制を整えています。当センター外来棟2階 産婦人科外来で、産婦人科病棟の助産師が担当しています。
午前 | 午後 | |
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月 | 助産外来 |
母乳・育児サポート外来 |
火 | ベビーマッサージ(第4火曜日) |
母乳・育児サポート外来 |
水 | 助産外来 |
産後2週間健診 |
木 | 助産外来 |
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金 | 助産外来 |
産後2週間健診 |
- お問い合わせ先
- 産婦人科外来受付(029-887-1161(内線)7593)
- 東京医科大学茨城医療センター 看護部 助産師
助産外来(妊娠期)
全妊婦を対象に、助産師が医師との役割分担・連携のもと、妊婦さんとその家族の意向を尊重しつつ、マタニティスケジュールに沿って、妊婦健診や妊娠期の保健指導を行っています。妊娠中の身体や心の変化、生活、食事、運動、おっぱいのお手入れなどについて、妊婦さんひとりひとりに合ったお話をさせて頂きます。また、お産に向けての準備やバースプランのご相談をさせていただきます。妊娠から出産まで助産師が継続して寄り添い、妊産婦さんとご家族が妊娠・分娩・産後まで安心して過ごせるようにサポートしていきます。
助産外来のマタニティースケジュール例
※正常妊娠経過の妊婦健診を想定したスケジュールです。そのため、合併症のある妊婦さんや里帰りのため助産外来開始の週数が遅い、妊娠経過によっては、助産外来の回数や終了週数に個人差があります。助産師による妊婦健診では、胎児エコー検査は行いません。
週数 | 妊婦健診 | 助産外来の内容 |
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〜12 | 〜医師 助産師 |
初期の保健指導 産科プロフィール作成 乳房チェック |
16 | ||
20 | 医師 助産師 |
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24 | 医師 | |
26 | 助産師 | 中期の保健指導 入院・育児準備物品説明 乳房チェック |
28 | 医師 | |
30 | 助産師 | |
32 | 医師 | |
34 | 助産師 | 後期の保健指導 入院案内 乳房チェック |
36 | 医師 助産師 |
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37 | 医師 | |
38 | ||
39 | ||
40 |
産後2週間健診 産後サポート
全褥婦対象に産後2週間のお母さんの身体の回復状況と心の状態を健診します。赤ちゃんの体重について、退院時に測定の指示があった方は、赤ちゃんの体重測定を行います。その結果、体重増加不良の場合には、小児科医師と連携して赤ちゃんの診療を行っていきます。
- 外来日
- 毎週水・金曜日(完全予約制)13時〜15時30分(1日6人まで)
- 予約方法
- 入院中に予約をお取り致します。
- 費用
- 3000円または、産後2週間健診の受診券を使用できます。
母乳・育児サポート外来
希望される育児中のお母さんへ、育児のお悩み相談や乳房チェック、赤ちゃんの体重測定を行います。赤ちゃんの体重増加不良の合には、小児科医師と連携して赤ちゃんの診療を行っていきます。
乳房トラブルでお困りのお母さんへ、乳房マッサージや対処方法の指導を行います。乳腺炎が考えられる乳房状態の方は、医師の診察を受けて頂き、その後乳房マッサージを行います。
- 外来日
- 毎週月・水・木曜日(完全予約制)13時30分〜16時00分(1日6人まで)
- 予約方法
- 産婦人科外来への電話で予約をお取りします。
入院中に予約をお取りすることもできます。 - 費用
- 母乳・育児相談については、30分2200円(税込み)(延長30分毎2200円)
乳房マッサージについては、3300円(税込み)
※乳腺炎の診断を受けた方は、4回まで保険適応になります。
ベビーマッサージ教室
お子さまの健康増進のための中医学家庭療法を使い、子育てに大切な「ふれあい(タッチ)」「わらべうた」「絵本」を取り入れ、母と子の愛着形成に役立つマッサージを行う教室です。育児相談や赤ちゃんの体重測定も行っています。
- 外来日
- 第4火曜日(完全予約制)10:00〜11:30(9:45産婦人科外来前集合)
- 予約方法
- 産婦人科病棟への電話で予約ができます。
- 費用
- 2200円(税込み)
※「ママズケアベビーマッサージ認定講師」の助産師が担当します。
産婦人科病棟看護師・助産師による活動
いのちの教育
平成15年2月から近隣の小学校で『いのちを大切にしよう』と題して、小学5・6年生とその保護者の皆様を対象に出張授業を行っています。性教育授業の依頼のあった学校の要望に合わせて、小学4年生、中学生への授業も実施しています。
この授業は、生命が誕生することの尊さに気づいてもらい、自他ともに生命を大切にすることの重要性を伝えることを目的としています。実際の胎児心音や出生時の産声をテープに録音し、手作りの教材を使い臨場感あふれる内容で、いのちの誕生までの様々な奇跡をわかりやすく進め、生まれてくるまで頑張ってきた自分に誇りを持ち、自分を好きになるよう授業を展開しています。児童は「いのちの大切さがわかった。」、保護者「いのちの大切さを見つめ直す良い授業だった。」「出産の時のことを思い出して、改めて子どもを愛おしいと思った。大切に育てたい。」との感想をいただいています。私たちも授業を行うたびに、いのちの尊さを実感し、生命の誕生に立ち会う看護師・助産師の役割の責任とやりがいを再認識する機会となっています。