病院長挨拶
病院長 柳田 国夫
2024年10月1日より、第14代の病院長を拝命いたしました柳田国夫です。私の専門は麻酔学をベースにした集中治療医学です。集中治療医は、患者さんが治癒力を最大限に発揮できるように、病状のベクトルが治る方向(上向き)になるように、患者さん個人の体内環境を整えることと、院内で利用できる専門性の高い医師を含め多職種の人・物・薬剤・技術をベストのタイミングで患者さんに提供できるようコーデイネートすることがその役割です。病院長として、各診療科の医師や職員が最大限のパフォーマンスを発揮できるよう職場環境整備に努め、地域の皆様方にまず、最適な医療を提供できる体制を継続的に整えていきたいと思います。
その上で、当院は茨城県南部の医療を支える大学附属病院であり、専門的な医療の提供は勿論、総合的な医療の提供が求められています。今後は、益々高齢化が進む地域の実情を考慮し、高齢者急性期病院としての診療体制を強化するとともに、現存の訪問看護に加え訪問診療体制を充実させ、稲敷広域地域に貢献したいと思います。
また、東京医科大学には、患者とともに歩む医療人を育てるというミッションがあります。医療人のプロフェッショナリズムの根底となる安全文化の醸成に、長年にわたり当院の安全管理室長として関与してまいりました。今後も、この地域で次の時代を担うであろう多くの医療人の教育に自ら関わり、地域の皆様方にも様々なご意見を頂戴しつつ、安心で安全な確かな医療を継続的に提供できるように医療人の輩出を続けていきたいと思います。
職員一同、今まで以上に地域の皆さまに貢献し、地域の皆さまからの信頼を得られますよう、全力を尽くしたいと存じます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。