医療安全ニュース
入院されている患者さんへ 転倒予防について
当院では、転倒転落事例やヒヤリとする様々な報告を多職種にて構成された「転倒転落事故防止対策検討委員会」にて分析し、現場にフィードバックしています。特に、多職種だからこその幅広い視点で院内全体に目を向けたトピックス広報活動に力をいれています。
院内医療安全ラウンド
職員の医療安全への意識の向上、各部門における医療安全対策の実施状況の確認および周知徹底を目的に、各診療科・各部署のジェネラルリスクマネジャー・リスクマネージャーによる『院内医療安全ラウンド』行っています。外来・病棟部門において、患者さんの間違いがないようお名前と生年月日を確認しているか、患者さんが歩く通路は整理整頓されているか、薬剤などのアレルギーの有無をその都度確認しているか、使用していないPCは閉じてあるか(個人情報保護)、救急対応について速やかに行動できるかなど、チェックシートに沿って一つひとつ確認し、ラウンドでの指摘箇所は速やかに改善を図っています。全職員が意識し、患者さんの安全確保に努めていけるよう継続して取り組んでいきます。
外来診察室入口に、確認のためのポスターを掲示しています
お名前と生年月日を、私たちは何度もお聞きします。同姓や似た名前はたくさんあり、治療にはたくさんの医療者が関わっています。万一、まちがいが起きると大きな事故につながることもあります。そのため、ご本人にフルネームと生年月日を言っていただくことで、とても助かります。
ご理解とご協力をお願い致します。
検査の結果をかならず聞きましょう!
患者様から積極的に検査結果を聞いて頂くことを勧めるためのポスターを掲示いたしました。検査を受ける前には、検査の目的と、結果がいつ頃に分かるかについて説明を受けて下さい。検査を受けた後は、患者さんご自身から「検査の結果はどうだったでしょうか」と医師にお尋ねください。
患者さんも医療者も、治療のために力を合わせるチームの一員です。検査を治療に役立てるためには、その結果を患者さんと医療者が共有することが大切です。
検査によっては、結果が出るまでに時間がかかり、検査結果を後日にお伝えするものもあります。忘れずに結果の説明を受けましょう。
受診時付き添いご家族へのおねがい
外来には多くの受診患者さんとともに付き添いのご家族が来院しています。診察待ち時間や検査のために移動時など、ちょっと目を離した際に患者さんが不在となるケースが発生しており、思わぬ大きな事故に繋がる可能性がありますので、患者さんの側を離れることのないようにご注意ください。やむを得ず離れる際に、見守りが必要な場合は、近くの医療スタッフにお声かけ下さい。