呼吸器内科
特色
呼吸器疾患は急性で比較的短期間の治療で改善するものから、慢性で長いお付き合いになるものなど、また薬物療法が主体となるものから外科的治療を必要とするものまで、疾患は多岐にわたっています。また内科に掛かったほうがよいのか外科に掛かったほうがよいのか患者さまご自身では判断に迷う場合もあります。そこで、診断・治療の効率化・迅速化を推進するために、内科(呼吸器)と呼吸器外科は、平成16年11月から外来診療を呼吸器センターとして同じフロアーで提供しています。診療に関しては、肺炎・肺癌・気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)(肺気腫、慢性気管支炎)・間質性肺炎(肺線維症)などあらゆる呼吸器疾患に呼吸器内科専門医が対応し、エビデンスに基づいたより専門性の高い診療が行える体制を取っています。
肺がんでは、診断・治療方針決定のための検査は通常1~2週間で終了します。肺がんは進行度により治療方針が異なりますが、当科では、治療方針が抗がん剤による化学療法や放射線治療が主体となる患者さまの治療を担当します。抗がん剤による副作用を抑える薬を用いることにより、多くの症例で外来での化学療法が可能となっており、より多くの時間を有効に活用していただけるように配慮しております。さらに茨城県地域がん診療連携拠点病院として肺がん診療の向上に積極的に取り組んでいます。
COPDに関しては、薬物療法だけでなく、必要な患者さまには呼吸リハビリテーションを取り入れ、患者さまの生活の質(QOL)に焦点を当てた包括的な治療を行っています。
呼吸器外科・放射線科・病理診断科との院内合同カンファレンスを毎週木曜日(17:00)に行っており、一つの診療科に偏ることなく総合的な視点から検討を行い、現在日本で提供できる最高水準の医療を常に提供できるよう研鑽に励むとともに、患者さまの目線に立った診療に努めています。
主な対象疾患
肺癌、肺気腫、COPD、肺炎、気管支喘息、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群。
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スタッフ紹介
客員教授 青柴 和徹
専門:呼吸器一般、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本呼吸器学会 専門医
- 日本呼吸器学会 指導医
- 日本医師会 認定産業医
客員准教授 伊藤 昌之
- 日本呼吸器学会 専門医・指導医
- 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
- 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
非常勤医師 中村 博幸
専門:呼吸器一般、肺癌
- 日本呼吸器学会 専門医
- 日本呼吸器学会 指導医
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医
- 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡指導医
非常勤医師 渡邉 治
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本呼吸器学会 専門医・指導医
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
外来診療
*表は右にスクロールして見れます
外来担当医 | |||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
「呼吸器内科」の休診・代診 | |||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
治療・成績
診療実績(2022年度)
1.外来患者数
- 初診外来患者数 661名
- 再診患者数 7,322名
- 延患者数 7,983名
2.入院患者数
- 新入院患者数 418名
- 実患者数 712名
- 延患者数 9,245名
- 平均在院日数 20.9日
研究
呼吸器内科から研究に関するお願い
呼吸器内科では、下記のような診療を受けていただいた患者様のデータを用いた臨床研究を行います。患者様個人のお名前や、個人を特定できる情報は一切公表いたしません。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
臨床研究へのご協力のお願い
研究課題名
- 非小細胞肺がんに対するキイトルーダを用いた治療のため、当院に入院・通院された患者さんの診療情報を用いた医学系研究(PDF)
- 免疫チェックポイント阻害剤治療による免疫関連有害事象(irAE)の特徴と予後への関連についての観察研究(PDF)
- 免疫チェックポイント阻害療法を受けた非小細胞肺癌患者の観察研究(PDF)
- タンパク質発現およびゲノム研究(PDF)
- 喫煙者早期肺癌におけるポリコーム蛋白EZH2のクロマチン修飾を介したゲノム異常(PDF)
ファビピラビル等の抗ウイルス薬が投与されたCOVID-19患者の背景因子と治療効果の検討(観察研究)の公開文書
研究課題名
茨城県内多施設調査研究へのご協力のお願い
研究課題名