総合診療科
特色
2022年より新しくなりました総合診療科では、以下の3つの役割を担ってまいります。
1.急性期外来診療
熱が出た、お腹が痛いなど、急に体調が悪くなった際はご相談ください。当院に受診されたことがなくても、また紹介状がなくても、予約なくお気軽にご相談いただける医療を目指します。
近隣の医療機関の方々へ:
予約取得にかかわらず、お急ぎの際は総合相談支援センター(医療連携)を通してお気軽にご相談ください。
2.急性期入院診療
感染症(尿路感染症など)や原因不明の病気、加齢に関連する病気(誤嚥性肺炎など)で入院加療が必要な際は、当科にて治療を行います。
3.地域医療
もう少しリハビリしたら家に帰れられる、家の介護の状況が整うまでもう少し入院していたい、そのような場合は地域包括ケア病棟のご利用をご検討ください。
ご自身やご家族がお家に帰る準備するための入院も、総合診療科は地域包括ケア病棟で担ってまいります。
医療従事者の方へ
東京医科大学茨城医療センターではこの度、日本に総合診療・EBMの概念を浸透させた先駆者であり、長年聖路加国際病院で理事長、院長を務められた福井次矢新病院長のもと、2022年1月より総合診療科を大幅に刷新いたしました。地域医療の活性化を図るとともに、医学教育にも力を注ぐことで実りある卒後臨床研修を行える環境を作りたいと考えております。またこれまでの経験を基に、臨床研究を行いエビデンスを創出できる土壌を作ってまいりたいと考えております。
スタッフ紹介

教授 小林 大輝
専門:総合内科
- 日本内科学会 認定内科医、総合内科専門医
- 日本病院総合診療医学会 病院総合診療医
- 日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医

臨床講師 児玉 泰介
- 日本内科学会 認定内科医、総合内科専門医

臨床講師 伊東 完

臨床助教 押田 樹羅

医員 北川 侑樹

医員 小塙 智史
医員 藤田 みのり
医員 釜谷 陵太郎
医員 奥井 誉人
医員 板垣 怜音

非常勤医師 横田 恭子
非常勤医師 陶山 恭博
非常勤医師 阿部 智一
非常勤医師 小田原 紗羅
外来診療
*表は右にスクロールして見れます
外来担当医 | |||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
小林大輝教授 藤田みのり医員 |
小塙智史医員 児玉泰介講師 釜谷 陵太郎医員 |
小林大輝教授 星本相修助教 |
児玉泰介講師 板垣怜音医員 北川侑樹医員 |
小林大輝教授 奥井誉人医員 |
専門外来
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
外来担当医師(不明熱) |
「総合診療科」の休診・代診 | |||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
治療・成績
診療実績(2023年度)
1.外来患者数
- 初診外来患者数 1,257名
- 再診患者数 1,806名
- 延患者数 3,063名
2.入院患者数
- 新入院患者数 633名
- 実患者数 1,080名
- 延患者数 15,232名
- 平均在院日数 23.6日
研修会等案内・開催報告
2024霞ヶ浦EBM臨床研究ワークショップ
ワークショップ概要
2024年6月1日、東京医科大学茨城医療センター総合診療科主催にて、EBM(Evidence Based Medicine)をテーマとした臨床研究ワークショップを開催しました。本ワークショップは、臨床研究に興味を持つ医療従事者を対象とし、単変量解析や多変量解析を学ぶ機会を提供しました。
プログラム
9:00ー 9:30:Evidence Based Medicine(福井)
9:30―12:00:EZRの開き方・データクリーニング、単変量解析(比良野)
多変量解析 重回帰・ロジスティック (小林)
12:00―13:00:昼休憩
13:00―16:30:グループワーク
16:30―17:00:発表
フォトギャラリー


参加者の声
「非常に有益な講習会でした。統計解析の基本を学べてよかったです。」
「グループワークで実践的な経験を積むことができました。」
次回開催の案内
次回のワークショップの予定もお楽しみに。詳細が決まり次第、ホームページでお知らせします。
専攻医募集

幅広い疾患と豊富な症例
総合診療科では、内科・外科を問わず多岐にわたる疾患を担当し、年間を通じて多くの症例に触れることができます。これにより、専攻医は総合的な臨床能力を着実に身に付けることができます。
充実した指導体制
経験豊富な指導医が専攻医の成長を全力でサポートします。個別の指導計画を策定し、臨床能力だけでなく研究活動の支援も行います。専攻医の声を大切にし、一人ひとりに合った研修プランを提供します。
多彩な研修協力病院
多数の研修協力病院との連携により、専攻医一人一人のニーズに合った、オリジナルの研修コースを作成します。各病院でのローテーション研修を通じて、幅広い視点から医療を学ぶことができます。
最先端の医学研究
当科は医学研究にも力を入れており、専攻医も積極的に研究活動に参加することが推奨されています。学会発表や論文執筆の機会が豊富にあり、研究成果を世界に発信するチャンスがあります。